洗濯機の糸くずフィルターが破れた!まず知っておくべきこと
洗濯をしようとしたときに、ふとフィルターを見ると破れていた…。そんな経験をすると、今日はもう洗濯できないのでは?と不安になりますよね。
ここでは、糸くずフィルターがどんな役割をしているのか、破れやすい原因や放っておいたときの一般的なリスクを、むずかしい言葉をできるだけ使わずにまとめます。
この記事を読むことで、「今すぐ危険なのか」「とりあえずどう考えればいいのか」がイメージしやすくなります。
糸くずフィルターの役割とは?
多くの家庭用洗濯機には、「糸くずフィルター」や「ゴミ取りネット」と呼ばれる部品がついています。
このフィルターは、洗濯のときに出てくる小さなゴミを集めるためのものです。
洗濯中には、次のようなものが水の中に出てきます。
- 服やタオルから出る糸くず
- ティッシュのくず
- ほこりや髪の毛
これらがそのまま流れてしまうと、洗濯物にくっついたり、排水の流れが悪くなったりする可能性があります。
そこで、途中でキャッチしてくれるのが糸くずフィルターです。
メーカーや機種によって呼び方は少しちがい、「くず取りネット」「ゴミ取りフィルター」などと書かれていることもあります。
しかし、どれも基本的な役割は同じで、「洗濯中に出る細かいゴミを集めるための袋やケース」と考えると分かりやすいです。
破れやすい原因と気づき方
糸くずフィルターは、水や洗剤に毎回さらされるうえに、ゴミもたくさんたまります。
そのため、どうしても少しずつ傷んでいきます。
よくある原因として、次のようなものが考えられます。
- 長く使い続けたことによる経年劣化
- ゴミがたくさんたまった状態で、強くこすり洗いした
- 固いブラシなどでゴシゴシ洗ってしまった
- カビや汚れがこびりつき、生地がもろくなった
とくに、ネットタイプのフィルターは、細かい網目の部分が弱りやすく、小さな穴から破けていくことが多いです。
気づかないうちに少しずつ穴が広がり、ある日「こんなに破れていたの?」と驚くこともあります。
破れに気づくサインとしては、次のようなものがあります。
- 洗濯後に、糸くずがいつもより多く服についている
- フィルターを外してみると、網目に穴が空いている
- フィルターのふちがほつれている、形がゆがんでいる
ときどきフィルターを外してチェックしておくと、小さな破れのうちに交換を考えやすくなります。
糸くずフィルターが破れたまま洗濯するとどうなる?
糸くずフィルターが破れたまま洗濯すると、すぐに大きな故障になるとは限りません。
ただし、一般的には次のような影響が出る可能性があります。
- 糸くずやティッシュのくずが、洗濯物にたくさんつきやすくなる
- 細かいゴミがうまく集められず、排水口やホースに流れていく量が増える
- その結果、排水の流れが悪くなったり、詰まりの原因になったりすることがある
もちろん、どの程度影響が出るかは、洗濯機の種類や使用状況によってちがいます。
ただ、「フィルターが破れている状態は、あまり良くない」ということは共通しています。
急ぎの洗濯で一度だけ使ったからといって、すぐに大きなトラブルになるとは限りませんが、できるだけ早めに対処を考えておくと安心です。
洗濯機の糸くずフィルターを代用する3つの方法
ここからは、「すぐに純正のフィルターが手に入らない」「今日の洗濯だけはどうしてもしたい」というときの応急処置の考え方をまとめます。
紹介する代用品は、あくまで一時的な使い方の例です。
長いあいだ使い続けると、水の流れが悪くなったり、洗濯機に負担がかかったりする可能性もあるため、無理のない範囲で試すことをおすすめします。
ストッキングやタイツを使う応急処置法
家にあるもので代用しやすいのが、ストッキングやタイツです。
薄くてよく伸び、目も細かいので、簡易的なフィルターとして使いやすい素材です。
おおまかな流れは次のようなイメージです。
- 伝線したストッキングやタイツの、足の部分を切り取る
- フィルターケースのサイズに合わせて、短く切る
- ケースのフチにかぶせるようにして、ゴムの部分を軽く結ぶ
ケースがネットタイプの場合は、元のネットを外して、そのかわりにストッキングをかぶせるイメージです。
このときの注意点としては、次のようなものがあります。
- ピンと張りすぎると破れやすくなる
- ごみがたまりすぎると、水の流れが悪くなりやすい
- 毎回のように強くこすると、すぐに穴が空く
洗濯のたびに、糸くずの量を確認しながら、早めに交換することを意識すると安心です。
三角コーナーネットで簡単フィルター代用
キッチンで使う三角コーナーネットも、糸くずフィルターの代用品として使われることがあります。
三角コーナーネットは、目の細かいものから粗いものまで種類がいくつかあります。
洗濯で使う場合は、できるだけ目の細かいタイプを選ぶと、糸くずを集めやすくなります。
使い方の例としては、次のようなイメージです。
- 三角コーナーネットを1枚取り出す
- フィルターケースの外側からかぶせるようにしてつける
- 余った部分は折りたたむ、または軽く結んでまとめる
ケースの形や大きさによっては、ネットがゆるくて外れやすいことがあります。
その場合は、次のような工夫も考えられます。
- 輪ゴムで軽くとめて、ずれにくくする
- ケースの内側にネットを入れ、ふたを閉めて固定する
ただし、強くしばりすぎると、水が流れにくくなることもあります。
洗濯の前後で、水の入り具合やネットの様子を確認しながら、無理のないつけ方を探してみてください。
スポンジを使った裏技的な使い方と注意点
スポンジを使って、洗濯中に出てくる糸くずをからめ取る方法もあります。
たとえば、次のような柔らかめのスポンジがイメージしやすいです。
- 食器洗い用のやわらかいスポンジ
- お風呂掃除用の、角の丸いスポンジ
スポンジは水の中で浮きやすく、表面がざらざらしているものも多いので、洗濯物といっしょに回ることで、糸くずなどをからめ取ってくれます。
ただし、この方法はあくまで裏技的な使い方の例であり、注意したい点も多くあります。
- スポンジの種類や形によって、効果が大きく変わる
- 洗濯物の素材によっては、こすれて傷むおそれがある
- スポンジ自体が汚れやすく、カビやニオイの原因になることもある
もし試す場合は、「高価な服や大事な衣類とはいっしょに洗わない」「こまめにスポンジの状態を確認する」など、控えめな使い方を心がけるとよいでしょう。
代用品でどのくらいの期間しのいでも大丈夫?
ストッキングやネット、スポンジなどの代用品は、あくまで「純正フィルターが準備できるまでの一時的な方法」と考えるのが安心です。
代用品を長期間使い続けると、次のような点が気になってきます。
- フィルターの目がつまって、水が流れにくくなる
- 洗濯機の内部や排水まわりに負担がかかりやすくなる
- 想定されていない使い方のため、思わぬトラブルにつながる場合がある
「数回の洗濯を乗り切るための応急処置」としてとらえつつ、できるだけ早めに専用のフィルターを用意することを目標にしておくと、気持ちの面でも安心しやすくなります。
100均グッズで作る!コスパ最強の糸くずフィルター代用品
「とりあえず安く何とかしたい」「応急処置用のアイテムをまとめて買っておきたい」というときに便利なのが、100円ショップです。
ここでは、ダイソーやセリアなどで見つけやすいアイテムを例に、どんなグッズが代用品として使われることがあるのか、選び方や取り付けのポイントと合わせて紹介します。
ダイソー・セリアで買えるおすすめアイテム
100円ショップの洗濯コーナーやキッチンコーナーには、糸くずフィルター代わりに工夫して使える商品がいくつか並んでいます。
たとえば、次のようなカテゴリのアイテムが挙げられます。
- 排水口用の水切りネット
- 洗濯ネット(小さめサイズ)
- 洗濯ボールや糸くず取りグッズ
排水口用の水切りネットは、三角コーナーネットと似た使い方ができます。
形や大きさの種類も多いので、フィルターケースのサイズに合いそうなものを選びやすいです。
洗濯ネットは、小さめのサイズを選び、ケースにかぶせるようにして使う方法があります。
ただし、生地が厚すぎると水が流れにくくなることがあるため、薄めのネットを選ぶと安心です。
洗濯ボールや糸くず取りグッズは、水面に浮かびながら糸くずを集めるタイプのものが多いです。
洗濯機の構造やコースによって効果の出方が変わるため、「補助的に使う」イメージを持っておくとよいでしょう。
取り付け方と選び方のポイント
100均アイテムをフィルター代わりに使うときは、「サイズ」と「目の細かさ」「水の流れやすさ」のバランスを意識すると、失敗が少なくなります。
まず、フィルターケースのだいたいのサイズを見ておくと安心です。
- ケースの幅
- ケースの高さ
- 奥行きや、ふたの形
このあたりをざっくり覚えておくか、メモや写真を持っていくと、お店で選ぶときにイメージしやすくなります。
選ぶときのポイントとしては、次のような点があります。
- 目が細かすぎると水が通りにくく、洗濯機に負担がかかることがある
- 粗すぎると、糸くずをうまくキャッチできない
- ケースにきちんとおさまり、外れにくい形かどうか
商品によっては、ネットを折りたたんだり、余った部分を軽く結んだりして調整できることもあります。
実際に使う前に、水を流しながら様子を見て、無理のない取り付け方を探してみてください。
100均アイテムを長持ちさせるコツ
100均のアイテムは手軽に買える反面、どうしても傷みやすいことがあります。
少しでも長持ちさせるために、次のような習慣を意識してみるとよいでしょう。
- 使用後は、たまったゴミをやさしく取り除く
- さっと水ですすいで、汚れや洗剤を落とす
- 風通しのよい場所でしっかり乾かす
濡れたまま放置していると、カビやニオイの原因になります。
とくにお風呂場や洗面所など、湿気の多い場所に置きっぱなしにしないことが大切です。
また、次のような状態になってきたら、交換の目安と考えるとよいでしょう。
- 破れやほつれが目立つ
- 変形してケースにおさまりにくくなった
- ニオイが取れにくくなってきた
「100円だから、無理に使い続けず、気になったら交換する」くらいの気持ちでいると、気持ちよく使いやすくなります。
100均の代用品だけをずっと使い続けてもいい?
100均アイテムは手軽で便利ですが、もともと洗濯機メーカーが想定している純正フィルターとは形や素材がちがう場合があります。
そのため、「ずっと代用品だけで使い続ける」ことには、いくつか気をつけたい点があります。
- 洗濯機の構造にぴったり合っていないことがある
- 水の流れ方が変わり、思わぬ負担になる場合がある
- 長期的な使用は、各家庭の判断にゆだねられる部分が多い
応急処置や、短期間のつなぎとして使う分には便利でも、「完全に純正品の代わり」とまでは考えないほうが安心です。
できるだけ、純正フィルターや、対応機種がはっきりしている製品を用意する方向で考えつつ、100均アイテムはサポート役として活用するイメージを持っておくとよいでしょう。
糸くずフィルターはどこで買える?純正品・通販・代替品の比較
応急処置の方法が分かったら、「できればきちんと合うフィルターを用意したい」と思う方も多いはずです。
ここでは、糸くずフィルターを手に入れる主な方法と、それぞれの特徴を整理します。
メーカー純正フィルターの特徴と購入方法
まずは、洗濯機メーカーが販売している純正フィルターです。
純正フィルターの一般的な特徴として、次のような点が挙げられます。
- サイズや形が、もともとのフィルターと同じように作られている
- 洗濯機本体の構造に合わせて設計されている
- 説明書どおりの使い方がしやすい
購入方法としては、次のようなルートがあります。
- メーカーの公式サイトやサポート窓口で注文する
- 家電量販店で取り寄せを相談する
このとき大事になるのが、洗濯機の「型番」です。
型番は、本体の前面や側面、ふたの裏側、または取扱説明書に書かれていることが多いです。
型番をメモしておくと、お店やメーカーに問い合わせるときにスムーズに話が進みます。
ホームセンター・ドラッグストアで探すコツ
身近な場所で探したいときは、ホームセンターやドラッグストアの洗濯用品コーナーをチェックしてみる方法もあります。
店舗によっては、次のような商品が置かれていることがあります。
- 特定のメーカー用の純正フィルター
- いくつかの機種に対応したフィルター
お店で探すときのコツとしては、次のような点が挙げられます。
- 行く前に、洗濯機のメーカー名と型番をメモしておく
- 分からない場合は、スマートフォンで本体のラベルを撮影しておく
- 分からないときは、売り場のスタッフに相談してみる
すべての店舗にすべての機種のフィルターがあるわけではありませんが、偶然合うものが見つかることもあります。
見つからない場合でも、「この型番なら取り寄せできます」と案内してもらえるケースもあります。
通販サイトで失敗しないためのチェックポイント
ネット通販を利用すると、家にいながら多くの商品の中から選ぶことができます。
ただし、実物を手に取って確認できないぶん、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。
- 対応機種や型番が、商品ページに書かれているか
- サイズや形状が、写真や説明でイメージできるか
- レビューで「この機種で使えた」という声があるか
似たような名前の商品が多い場合もあるので、「メーカー名」「型番」で検索するなどして、できるだけ絞り込んで探すと安心です。
また、届いた商品が合わなかったときのことも考え、返品や交換のルールもあらかじめ確認しておくと、万が一の場合にも落ち着いて対応しやすくなります。
純正品と互換品はどちらを選べばいい?
通販サイトなどを見ていると、「純正品」と「互換品」の両方が販売されていることがあります。
一般的には、次のような違いがあるといわれます。
- 純正品は、洗濯機メーカーが出しているため、サイズや形が合いやすい
- 互換品は、価格が抑えられていることが多い
どちらが良いかは、どこを重視するかによって変わります。
- できるだけ安心感を優先したい場合は、純正品を選ぶ
- コストをできるだけ抑えたい場合は、条件をよく確認したうえで互換品を検討する
いずれの場合も、対応機種やサイズなどの情報をよく確認し、自分の洗濯機で使えるかどうかをチェックしてから購入することが大切です。
糸くずフィルターが壊れる前にできるお手入れと交換の目安
ここからは、「もうフィルターを壊したくない」「できるだけ長く使いたい」という方向けに、日ごろのお手入れと交換の目安をまとめます。
難しい作業は少なく、ちょっとした習慣で続けられるものがほとんどです。
できそうなところから、ゆるく取り入れてみてください。
正しい掃除頻度とお手入れ手順
糸くずフィルターは、使うたびに少しずつゴミがたまっていきます。
一般的には、「数回の洗濯に一度」「週に一度」など、こまめにチェックするのがおすすめとされています。
おおまかなお手入れの流れは、次のようなイメージです。
- 洗濯機の電源を切り、フィルターケースをそっと取り外す
- 中にたまった糸くずやティッシュのくずを、手でやさしく取り除く
- ぬるま湯でさっと流し、残っている細かいゴミを落とす
このとき、硬いブラシや爪で強くこすりすぎると、ネット部分が傷みやすくなります。
指先や柔らかいスポンジで、なでるように洗うと安心です。
お手入れ後は、しっかり水気を切り、元の位置にきちんとはめ込みます。
フィルターが浮いていたり、ズレていたりすると、集めたゴミがうまくたまらないことがあります。
交換時期のサインと見分け方
どんなに丁寧に使っていても、糸くずフィルターは少しずつ消耗していきます。
次のようなサインが見えてきたら、交換のタイミングを考えてもよいでしょう。
- ネットに小さな穴が増えてきた
- ほつれが多く、形が崩れてきた
- 変色やニオイが気になるようになってきた
とくに、穴が空いたまま使い続けると、フィルターの役割を十分に果たせなくなる可能性があります。
「まだ使えそう」と思っても、気になる点が増えてきたら、新しいフィルターに交換することで、洗濯の仕上がりや気分もすっきりしやすくなります。
長持ちさせるための予防習慣
糸くずフィルターを少しでも長持ちさせるには、日ごろの使い方も大切です。
たとえば、次のようなポイントを意識してみるとよいでしょう。
- 洗濯物を入れすぎないようにする
- 洗剤や柔軟剤の量を、表示どおりに使う
- 洗濯後、フィルターにゴミが多くたまっていないか軽くチェックする
洗濯物をたくさん入れすぎると、フィルターまわりに負担がかかることがあります。
また、洗剤が多すぎると、洗濯槽やフィルターに残りやすくなり、ベタつきやすくなることもあります。
毎回きっちり完璧にする必要はありませんが、「ときどき思い出したときに見る」くらいの感覚でも、何もしないよりは大きな違いが出ます。
フィルター掃除をサボるとどんなトラブルが起きやすい?
忙しい日が続くと、フィルター掃除をつい後回しにしてしまうこともあります。
ただ、フィルターのお手入れを長くサボってしまうと、一般的には次のようなトラブルにつながりやすいといわれます。
- 洗濯物に糸くずが多くつくようになる
- 洗い上がりがすっきりしないと感じる
- 洗濯機からニオイが気になるようになる
- 排水の流れが悪くなることがある
もちろん、どの程度影響が出るかは環境によってちがいます。
それでも、「最近ちょっと気になるかも」と感じたときにフィルターを見てみる習慣があると、トラブルが大きくなる前に気づきやすくなります。
代用品で乗り切りつつ、定期的なメンテナンスで快適洗濯ライフを
ここまで、糸くずフィルターが破れてしまったときの考え方や、代用品の例、フィルターを長持ちさせるための習慣について紹介してきました。
まず大切なのは、「フィルターには、糸くずやゴミを集める大事な役割がある」という点を知っておくことです。
破れたまま長く使い続けると、洗濯物や排水まわりに影響が出る可能性があるため、早めの対処を考えておくと安心です。
一方で、「どうしても今日洗濯したい」という日もあります。
そんなときは、ストッキングや三角コーナーネット、100均のアイテムなどを使った応急処置という選択肢もあります。
ただし、代用品はあくまで一時的な方法としてとらえ、できるだけ純正フィルターや対応品の用意を目指していくとよいでしょう。
また、日ごろからフィルターをこまめにチェックし、やさしくお手入れすることで、トラブルを減らしやすくなります。
洗濯機のニオイや洗い上がりが気になったときも、フィルターをのぞいてみることで、原因に気づけることがあります。
糸くずフィルターのトラブルを減らす一番のポイントは?
糸くずフィルターのトラブルを減らすための一番のポイントは、「こまめに様子をチェックすること」と「無理のない範囲で早めに対処すること」です。
完璧でなくてもよいので、ときどきフィルターを外してみて、破れやゴミのたまり具合を確認する習慣をつけておくと、安心して洗濯を続けやすくなります。
少しずつできることから取り入れて、気持ちのよい洗濯時間を守っていきましょう。

