階数で虫の出やすさを考えるときの前提
マンションやアパートを探すとき、「高い階なら虫が出ない」と聞いたことがある人は多いと思います。たしかに、地面に近い低い階よりも、高い階のほうが虫が入りにくい場合はあります。しかし、何階に住んでも、虫がまったくいない部屋はほとんどありません。
まず知っておきたいのは、虫の出やすさは「階数」だけで決まるわけではないということです。建物のつくり、周りの環境、部屋の使い方、掃除のペースなど、いろいろな条件が重なって変わります。同じ階数でも、建物や場所がちがうだけで、虫の量はかなり変わることがあります。
また、虫の感じ方も人によってちがいます。年に一度でもゴキブリを見たら「すごく多い」と感じる人もいれば、ときどき小さい虫が飛んでいても気にしない人もいます。このため、「この階なら安心」「この階は絶対にダメ」と言い切ることはむずかしいです。
この記事では、あくまで「こう言われることが多い」「こう感じる人が多い」という、ざっくりとした目安を紹介します。科学的な実験データにもとづいた厳密な話ではなく、部屋探しや引っこしのときに、高さをイメージしやすくするための材料として読んでください。
ここで、この記事で使う階数の区切りを整理しておきます。
- 低層階: 1〜3階くらい
- 中層階: 4〜7階くらい
- 高層階: 8階以上くらい
建物によっては、4階までを低層と呼んだり、20階以上を高層と考えたりする場合もあります。この記事では説明をわかりやすくするため、この三つに分けて話を進めます。「だいたいこのあたり」とゆるくとらえてください。
階数ごとの高さの感覚をより詳しく知りたいときは、ビルの高さの目安表もあわせて参考にしてみてください。
もう一つ大切なのは、「虫はどこから入ってくるのか」という考え方です。虫は地面から歩いて上がってくる場合もあれば、空を飛んでベランダや窓から入ってくる場合もあります。人や荷物にくっついてエレベーターで運ばれてくることもあります。
つまり、地面からの距離が離れると減りやすい虫もいれば、高いところまで平気で飛んでくる虫もいます。また、建物のすき間や排水口、換気口など、思わぬところから入り込むこともあります。
これらの前提を頭に入れつつ、「低層階・中層階・高層階で、虫の出やすさがどう変わると言われているか」を見ていきましょう。
何階なら絶対に虫が出ないと言い切れますか?
「何階なら虫が絶対に出ませんか」という質問はよくありますが、どの階であっても「絶対に出ない」とは言い切れません。高い階のほうが虫が少ないと感じる人は多いものの、窓を開けていれば小さい虫は入りやすくなりますし、人の出入りが多ければ、エレベーターや荷物にまぎれて虫が入ってくることもあります。
そのため、「この階なら絶対に大丈夫」と考えるよりも、「この階なら、こういう虫が少なめになりやすい」といったイメージでとらえるほうが現実的です。階数だけにこだわるのではなく、建物のつくりや周りの環境、日ごろの対策もふくめて、虫とのつき合い方を考えていくのがおすすめです。
低層階(1〜3階)で出やすいと言われる虫と、その理由
まずは、地面に近い低層階について見ていきます。1〜3階くらいの低層階は、虫が苦手な人にとっては「できれば避けたい」と感じることが多い高さかもしれません。一般的に、地面や植え込み、下水などに近いほど、虫と出会う機会が増えやすいと言われます。
低層階でよく話題に上がるのは、ゴキブリです。地面や排水まわりから建物の中に入り、そのまま各部屋につながるすき間や配管を通って、1階の部屋にたどりつくことがあります。また、共用廊下やゴミ置き場の近くにいるゴキブリが、ドアのすき間などから入り込む場合もあります。
次に気になるのが蚊です。蚊は水たまりや植え込みなどが近くにあると発生しやすく、1〜2階くらいのベランダや窓際には、とくに集まりやすいと言われます。庭や駐車場に植木鉢が多い場合や、雨どいに水がたまりやすい建物では、蚊と出会う機会が増えるかもしれません。
アリやだんごむしなど、地面を歩くタイプの虫も、低層階では見かけやすくなります。ベランダに土の入ったプランターを置いていると、そこに巣を作ったり、エサを求めて室内へ入り込んだりすることがあります。ペットのエサやお菓子の食べこぼしなども、アリを引きよせる原因になります。
また、建物のそばに大きな木があると、毛虫や小さい羽虫、クモの巣などが気になる場合もあります。とくに1階のベランダは、庭の木とほとんど同じ高さになりやすいため、枝が近づいていると、虫が渡ってきやすくなります。
低層階だからといって、必ず虫が多いわけではありません。まわりに植え込みが少なく、道路も整備されていて、近くに飲食店やゴミ置き場が少ない建物なら、そこまで気にならない場合もあります。それでも、虫が苦手な人にとっては、低層階はややハードルが高いと感じやすい高さかもしれません。
1階でも虫を減らすには、まず何から始めればいいですか?
1階や低層階に住んでいても、いくつかのポイントを意識することで、虫との出会いを減らすことはできます。まず大事なのは、部屋の中に食べ物や飲み物を出しっぱなしにしないことです。とくに夜は、食べ終わった皿やお菓子の袋をそのままにせず、早めに片付けておくと安心です。
次に、ベランダや玄関まわりをできるだけすっきりさせることも大切です。物が多いと、虫がかくれやすくなります。植木鉢の受け皿に水がたまったままになっていないか、ときどき確認するのもよいでしょう。
窓やドアのすき間から入ってこないように、すき間テープを貼ったり、網戸にやぶれがないかチェックしたりするのも効果的です。完璧に防ぐことはむずかしくても、「入りにくくする工夫」を積み重ねることで、出会う回数は少しずつ減らせます。
中層階(4〜7階)になるとどう変わる?減りやすい虫・あまり変わらない虫
次に、4〜7階くらいの中層階について見ていきます。中層階は、低層階と高層階の中間のようなイメージで、虫が苦手な人にとっては「妥協しやすい高さ」と感じられることも多いです。
一般的には、地面を歩く虫は、階が上がるほど部屋までたどりつきにくくなると言われます。たとえば、アリやだんごむしは、地面近くではよく見かけても、4階以上ではかなり少なくなると感じる人が多いようです。ゴキブリも、1〜2階よりは出にくくなると感じる人が多いですが、まったく出ないとは限りません。
一方で、空を飛ぶ虫については、話が少し変わります。蚊や小さい羽虫は、風の流れや明かりに引きよせられて、高いところまで飛んでくることがあります。川や池、公園の近くにある建物では、中層階でも蚊を見かけることがあります。夜に窓を開けている時間が長いほど、虫が入りやすくなる傾向があります。
ここで、階数ごとに、代表的な虫の出やすさイメージを、ざっくり表にしてみます。これはあくまで目安であり、「この通りになる」と約束するものではありません。
| 階数のイメージ | ゴキブリ | 蚊 | 小さい羽虫 | クモ |
|---|---|---|---|---|
| 低層階(1〜3階) | 多い場合がある | 出やすい | 出やすい | 多い場合がある |
| 中層階(4〜7階) | 少なめになりやすい | 場所による | 場所による | ふつう〜少なめ |
| 高層階(8階以上) | さらに少なめ | 条件がそろうと出る | 出ることがある | 少なめ |
この表からわかるように、「階が高くなるほど虫が減る傾向はあるが、ゼロにはならない」というイメージでとらえるのがよさそうです。とくに蚊や小さい羽虫は、周りの環境や窓の開け方しだいで、思ったよりも高い階まで上がってくることがあります。
階数ごとの高さとメートルの関係も気になる場合は、何階建てで何メートルくらいかの目安を見ておくと、虫の出やすさとのイメージも合わせて考えやすくなります。
中層階は、低層階よりも虫を見かける回数が減りやすく、かといって高層階ほどエレベーターに長く乗る必要もない、というバランスのよさから、選ばれやすい高さです。ただし、建物の一部が低い屋根になっていて、そこに水たまりや植木がある場合は、その屋根と同じくらいの高さの部屋で虫を見かけることもあります。
4〜7階ならゴキブリはほとんど出にくいと言えますか?
4〜7階くらいの中層階では、「1階よりはゴキブリを見かけにくくなった」と感じる人が多いようです。ただし、それでも年に何回かは見てしまうこともあり、「ほとんど出にくい」とまでは言い切れません。
ゴキブリは、配管やダクト、エレベーターなどを通って上の階まで移動することがあります。ゴミ置き場が同じフロアにある場合や、飲食店が入っている建物では、中層階でもゴキブリが出ることがあります。そのため、「低層階よりは少なめになりやすい」という程度に考えておくとよいでしょう。
高層階(8階以上)でも出やすい虫と、入りやすいルート
最後に、8階以上くらいの高層階について見ていきます。高層階は、「虫が少ないなら高層に住みたい」と考える人が多い高さです。たしかに、地面に近い虫や、植え込みまわりの虫とは、距離が離れやすくなります。その結果、ゴキブリやアリなどを見かける回数が少ないと感じる人は多いでしょう。
とはいえ、高層階でも虫がまったくいなくなるわけではありません。たとえば、小さい羽虫は、風に乗って高いところまで運ばれることがあります。夜になると、廊下やベランダの明かりに集まってきて、そのまま部屋の中に入り込むことがあります。
蚊も、条件がそろうと高い階まで上がってくることがあります。近くに川や池、公園などがあり、そこから風に乗って建物の上のほうまで運ばれることがあります。また、エレベーターや階段を使って人といっしょに上がってきて、そのまま廊下や部屋の中に入る場合もあります。
高層階で意外と見かけるのが、エレベーターや共用廊下まわりの虫です。下の階から乗ってきた虫が、途中の階で降りた人といっしょに降りてしまい、その階の廊下まわりを歩き回ることがあります。廊下に出るときやドアを開けっぱなしにするときには、少しだけ気をつけるとよいでしょう。
ベランダや窓のまわりに、鉢植えやダンボール、外に出したままの家具などが多いと、そこが虫のかくれ場所になることもあります。高い階だからといって安心しすぎず、すき間を減らし、風通しをよくしておくことが大切です。
タワーマンションでも蚊や小さい虫が出ることはありますか?
タワーマンションのような高い建物でも、蚊や小さい虫がまったく出ないわけではありません。とくに、近くに水辺や公園がある場合、風に乗って高い階まで運ばれることがあります。また、共用部分の明かりに虫が集まり、その近くの部屋に入り込むこともあります。
ただし、低層階や周りに緑が多い建物とくらべると、「虫を見かける回数は少なめ」と感じる人が多いようです。高層階は、虫がまったくいない「特別な空間」というより、「虫との距離が少し遠くなりやすい高さ」と考えるとイメージしやすいでしょう。
階数より大きいことも?建物のつくりと周りの環境チェック
ここまで、低層階・中層階・高層階と、階数ごとの虫の出やすさの傾向を見てきました。ただ、実際には「何階か」よりも、「どんな建物で、どんな場所に建っているか」のほうが、虫の出やすさに大きく影響することも多いです。
たとえば、ゴミ置き場の位置はわかりやすいポイントです。ゴミ置き場が屋外にあり、出入口のドアがよく開けっぱなしになっている建物では、その近くの部屋で虫を見かけやすくなります。ゴミ置き場が屋内にあり、きちんと仕切られている建物では、その分だけ虫が部屋までたどりつきにくくなるかもしれません。
建物の古さやすき間の多さも、虫の入りやすさに関係します。新しい建物のほうが、窓やドアの気密性が高く、すき間が少ないことが多いです。一方で、古い建物では、窓枠や配管まわりに細かいすき間ができていることもあり、そこから小さい虫が入ってくることがあります。
周りの環境も見逃せません。近くに川や池があると蚊が発生しやすく、公園や林が多いと、小さい羽虫やクモ、毛虫などを見かける可能性が高くなります。反対に、大きな道路や駐車場に囲まれた場所では、緑が少ない分、虫も少なめに感じられることがありますが、排気ガスや騒音が気になるかもしれません。
1階部分に飲食店が入っている建物では、夜にゴキブリや小さい虫が集まりやすくなります。その影響で、上の階でも虫が出やすくなることがあります。一見きれいなマンションでも、建物のどこかに飲食店が入っているかどうかで、虫の感じ方が変わることがあります。
このように、階数はあくまで要素の一つでしかありません。部屋探しのときは、「何階か」という数字だけで判断するのではなく、「建物のつくり」と「周りの環境」を合わせて見ることで、自分に合った場所を選びやすくなります。
虫が少なそうな建物や場所には、どんな共通点がありますか?
虫が少なそうだと感じられる建物や場所には、いくつかの共通点があります。たとえば、ゴミ置き場が屋内にあり、きちんと戸が閉まっていること、廊下や階段が清掃されていて、食べ物のゴミが落ちていないことなどです。
また、周りに大きな水たまりや放置された植木鉢が少なく、草むらや林が建物に近づきすぎていない場所も、蚊や虫が発生しにくいと感じられます。建物の外壁やベランダが比較的きれいで、クモの巣やはがれた部分が少ないことも、目安の一つになります。
もちろん、これらの条件を満たしていても、虫がまったくいないわけではありません。それでも、いくつかのポイントをまとめてチェックすることで、「ここは比較的虫が少なそうだ」と感じられる建物を選びやすくなります。
どの階でもできる、虫との付き合い方と日常の対策
ここからは、階数にかかわらずできる、虫との付き合い方と日常の対策について考えていきます。どの高さに住んだとしても、虫とまったく出会わずに暮らすのはほとんど不可能です。だからこそ、「出会う回数を減らす工夫」と「見てしまったときの心構え」の両方が大切になります。
まずは、虫を呼びよせる原因をできるだけ減らすことです。部屋の中では、食べ物や飲み物を出しっぱなしにせず、ゴミをためないように意識しましょう。とくに夏場は、生ゴミを長く置いておくと、小さい虫が発生しやすくなります。こまめにゴミを出し、ふた付きのゴミ箱を使うのもよい方法です。
窓やベランダまわりもポイントです。網戸を正しく閉めることはもちろん、やぶれがないか、ときどき確認してみてください。ベランダにダンボールや紙袋、古い家具などを置いたままにすると、そこが虫のかくれ場所になることがあります。必要のないものはなるべく処分し、ベランダをすっきりさせておくと安心です。
換気のしかたにも工夫できます。夜、部屋の明かりをつけたまま窓を大きく開けると、明かりに引きよせられて小さい虫が入りやすくなります。網戸をしっかり閉めることに加えて、短い時間で窓を開け閉めしたり、明るさを少し落としたりすることで、虫の入りやすさをおさえられることがあります。
それでも、虫をまったくゼロにすることはできません。見つけてしまったときに、どう対処するかも考えておくと、少し気持ちが楽になります。あらかじめ、使いやすい道具を用意しておくのも一つの方法です。たとえば、虫をつかまえて外に出せるカップや、はたきのような道具などです。自分が使いやすい方法を、あらかじめ決めておくと安心感が増します。
虫が本当に苦手で不安なとき、考え方や対策で意識したいポイントは何ですか?
虫がとても苦手で、「部屋で虫を見かけるかもしれない」と考えるだけでも不安になる人もいます。そのような場合は、まず「どんなに対策をしても、虫との出会いをゼロにはできないが、回数を減らすことはできる」と認めることが大切です。
そのうえで、「自分ができる対策」と「いざというときの行動」を紙に書き出してみるのも一つの方法です。たとえば、掃除の頻度を決めたり、ベランダを片付ける日を決めたり、虫を見つけたときに頼れる人やサービスを整理しておいたりします。事前に決めておくことで、「もしものとき」の不安が少し軽くなるかもしれません。
自分一人で対策を考えるのがつらいときは、家族や友人に相談して、いっしょに方法を考えてもらうのもよいでしょう。完璧を目指すのではなく、「今より少し安心できる状態」を目標に、できることから少しずつ始めていくのがおすすめです。
部屋探しで「虫が出やすそうか」を見るときのチェックリスト
最後に、賃貸物件や分譲マンションを探すときに、「ここは虫が多そうかどうか」をざっくり判断するためのチェックリストを紹介します。完璧に読み切ることはできませんが、いくつかのポイントを合わせて見ることで、自分にとって安心しやすい物件を選びやすくなります。
まず、階数そのものです。虫がとても苦手な場合は、低層階よりも中層階や高層階を候補に入れると、地面に近い虫との距離が少し離れやすくなります。ただし、高層階でも蚊や小さい羽虫は出ることがあるので、「少なめになりやすい」という程度に考えておきましょう。
次に、周りの環境です。物件の写真や地図、内見のときの印象から、周囲に川や池、公園、草むらなどがどれくらいあるかを見てみましょう。緑が多い場所は、自然が近くて気持ちよい反面、虫と出会う機会が増えやすくなります。自分がどこまでなら我慢できるか、あらかじめ考えておくと判断しやすくなります。
建物のつくりも大切です。ゴミ置き場の位置や、出入口の状態をチェックしてみてください。屋内にあり、戸がしっかり閉まっている場所なら、虫が建物の中に入りにくくなります。逆に、屋外にあっていつも開けっぱなしになっている場合は、その近くの部屋で虫を見かけやすくなるかもしれません。
内見のときは、廊下や階段、エレベーターホールなどの共用部分もよく見ておきましょう。クモの巣や小さい虫の死がいが多い場合は、その建物の周りに虫が集まりやすい可能性があります。反対に、清掃が行き届いていて、ゴミや汚れが少ない建物は、虫が少なめに感じられることが多いでしょう。
ここで、チェックリストの例を簡単な表にまとめます。実際に物件を見るときに、紙に書き写して使うこともできます。
| チェック項目 | 気になる | あまり気にならない |
|---|---|---|
| 階数(低層か中層か高層か) | ||
| 周りに川や池、公園が多いか | ||
| 建物の古さやすき間の有無 | ||
| ゴミ置き場の場所と管理状態 | ||
| 1階に飲食店が入っているか | ||
| ベランダや廊下の清掃状態 |
部屋の高さの感覚もあわせてイメージしたいときは、階数別の高さイメージも確認してからチェックリストを見ると、自分に合う物件を考えやすくなります。
このようなチェックリストを使うと、自分が何を気にしているのかが見えやすくなります。「とくに気になる項目が多い物件は避ける」「いくつか妥協できるポイントも決めておく」など、自分なりの基準を作ることもできます。
最終的には、「階数」「環境」「建物のつくり」「日常の対策」のバランスで判断していくことになります。虫が苦手な人ほど、階数だけに目が行きがちですが、いろいろな要素を見比べることで、自分にとって少しでも安心して暮らせる場所を見つけやすくなるはずです。
内見のときに、虫の出やすさを知るために見ておきたいポイントはどこですか?
内見のときは、部屋の中だけでなく、建物全体をできるだけ広く見ることがポイントです。ゴミ置き場の場所や、廊下や階段の清掃状態、周りの植え込みや水たまりの様子などを、ゆっくり観察してみてください。
部屋の中では、窓や網戸の状態、排水口のにおい、すき間がありそうな場所がないかなどを確認しておくと安心です。一度の内見で完璧に見きることはできませんが、「虫が出やすそうかどうか」を意識して見ることで、あとから後悔する可能性を少し減らすことができます。
